【何をしている?】印西市の小中学校の英語教育

2022年12月に市へ小中学校の英語教育について質問した内容です。
※当時の情報となります。実際の言葉と多少違うことがございます。詳細は議事録をご覧ください。

英語教育について

小学校3・4年の外国語活動では、英語に親しむという目的で、ダンスや歌、ゲームなどを取り入れた活動を通して単語や短いフレーズを話したり聞いたりする学習を行っております。また、小学校5・6年生の外国語科の学習では、英語によるコミュニケーションスキルを養うことを目的として、使用頻度の高い状況での会話文などの学習を通して日常会話などの実践的な英語を中心に学習しております。中学校では小学校での学びを踏まえ、聞く・読む・話す・書くの4技能をバランスよく習得することを目的として、言語活動を通してコミュニケーションを図る資質・能力の育成に向けた学習を行っております。

英語教育の今後の方針

今年度より、小中学校における外国語教育の学びの接続を目的として、中学校区ごとに小中連携の取組を行っております。具体的には、指導法を共有して小中学校で一貫した指導を目指したり、児童生徒がビデオレターや掲示物の作成を通して交流したりする学習を行っております。こうした小中連携の取組やALT、英語教育コーディネーターの活用などを通じて、「聞く」・「読む」力に加え、特に「話す」・「書く」力、いわゆる発信力の育成に力を入れてまいりたいと思います。

ALTの配置

学校規模によって回数は異なりますが、3年から6年の授業で週1回はALTを活用した授業が受けられるように配置しております。

ALTを補うためにオンラインでの授業も考えられると思うが本市での取り組みについて

ALT派遣業者と連携をして、各学校が海外のALTとオンラインで授業が
できる体制を整えております。令和4年度については、牧の原小学校、本埜小学校、高花小学校、平賀小学校で海外オンライン交流を実施しております。

オンライン学習を市内学校への推進することについて

外国語の授業で海外オンライン交流を行うことは、異文化理解やコミュニケーション能力の向上などの観点で有効な手段と考えております。今後も対面での外国語学習と併用して、各学校が目的に応じてオンライン学習を選択できるように体制作りを行ってまいりたいと考えております。

学習教材について

小学3、4年生は文部科学省が配付している外国語活動教材Let’s Try 1,2を、小学5・6年生及び中学生は教科書を使用して学習をしております。必要に応じてALT派遣会社が作成した教材やALTや英語教育コーディネーターが独自で作成した教材を活用することもございます。

子ども達が自分の考えを英語で発表する場はどの程度あるか。

学習指導要領改訂に伴い、英語で自分の考えや気持ちなどを伝えあう活動の工夫が推奨されております。各学校では日々の授業の中で毎時間、少しずつであっても自分の考えを英語で発表したり情報交換したりする活動を取り入れているところでございます。

公立幼稚園で英語教育がある中で、小学校1、2年生の英語に触れあう機会はあるのか。市の方針も含めて伺う。

令和4年度については、市内小学校18校中16校が小学1・2年生で外国語活動を行っております。学習指導要領において小学1・2年生の外国語活動は義務付けられておりませんが、可能な限り教育課程を柔軟に編成し、早期から外国語に慣れ親しむ機会を増やしてまいります。

モデル校について

令和4年度は原山小学校が小学校外国語教育推進校として特色ある教育活動を行っております。外国とのオンライン交流や原山中学校区内で一貫したアクティビティの開発を行っております。

モデル校での市内の全学校への実績共有について

令和4年度の原山小学校での研究成果を発表するために、令和5年1月に英語指導法研修会として公開授業を行ったり、国際理解教育担当者研修会で原山小学校の実践を紹介したりして実績共有することを計画しております。

(意見)市内での英語教育を推進するため先進的に取り組み、共有をするモデル校において、小学校1,2年生が英語に触れあう機会の導入であったり、新たな学習教材、発信力の育成方法の導入であったり、可能ならば令和5年度から、目的を持って新しい授業形態を導入していくことを検討してほしいと思っています。